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クーリングオフや入会直後の解約トラブルを避けるために
結婚相談所に入会すると、「そんな話聞いていない」「説明されたことを違う」と感じて辞めようとしたら返金をしてくれないとトラブルになるケースもあります。せっかく幸せな結婚をしたくて入会した結婚相談所とトラブルになることは出来るだけ避けたいですよね。
多くの結婚相談所では入会前の無料カウンセリングや無料の相談会というものを行っています。実際に結婚相談所に行ってカウンセリングや相談が出来るので、相談所やスタッフの雰囲気、登録している会員数やシステムなど直接見聞きするからわかることも多いです。
入会するか迷っているなら、無料のカウンセリングや相談会に行きましょう。しっかりしている結婚相談所なら、説明を聞きに行った時点で途中解約やクーリングオフのことについて説明してくれますし、聞けば答えてくれます。
逆に、良い事ばかり言う結婚相談所はすぐに入会させようという魂胆が見え見えです。入会させればこっちの物という感じで聞いても良い事しか言わず、その日のうちに入会させようとしてくる所は要注意です。
「解約したら返金している」と聞いたから当日入会を決めたのに、いざ辞めようと思ったら「返金はしていないと契約書に書いてありますよ」と言われたというトラブルも聞きます。
結婚相談所も会員を集めて営業してるので、基本的には入会させようとアプローチしてきますが、ちゃんとしているところは「もう少し考えたい」と言えば引くはずです。落ち着いて考える時間を作り、入会前にもしもの場合を想定して契約書などをしっかりと確認しましょう。
結婚相談所を選ぶ基準と契約前に確認したいこと
最近は色々な結婚相談所があり、活動の仕方の違いやそれぞれにかかる金額が違うなど特色が違います。どんな内容だとしても、結婚相談所はお見合いパーティーや婚活サイトに比べて費用的にも高額になりますので、料金形態などをしっかりと確認しましょう。
活動の仕方も、婚活サイトに近い活動の仕方をする自主的に動く必要があるタイプとスタッフがお相手探しからお見合いまでセッティングしてくれる仲介型、その中間に近いタイプなど色々です。
活動の仕方によっても、月会費や入会金、成婚料などが違い、お見合いのセッティングにお金がかかるところなど料金のかかり方も様々です。必ず、いくつかの相談所を比較して、自分に合っているところを選ぶようにしてください。
そして、どんなにスタッフさんから説明を受けて納得しても、契約前には契約書を読みましょう。特に、解約前に、解約やクーリングオフ制度について結婚相談所側から説明がされない場合は注意して読みましょう。お金に関わることはトラブルになりやすいのでちゃんとしている結婚相談所は、契約書の書面を一緒にチェックして大切な項目の説明をしてくれる場合も多いです。
また、契約前に疑問に思ったことは必ず質問してくださいね。入会後のトラブルを防ぐには自衛が一番です。
クーリングオフや途中解約で返金請求は出来る?
説明を聞きに行くだけのつもりが、強引で契約しないと帰れないと思って契約してしまったけど、やっぱりやめたい!という場合もあるでしょう。
クーリングオフは出来る?
購入・契約直後になかったことにしたい場合、「クーリングオフ」を思い浮かべる人も多いでしょう。クーリングオフは、訪問販売やエステの契約などに適用される制度の事ですが、結婚相談所は適用になるのでしょうか?
結婚相談所への入会後にクーリングオフ出来るかどうかは契約書に記載があるかどうかが重要です。契約書に記載がある場合は、クーリングオフが適用できます。契約した日からきほんてきに8日以内に申し出ればクーリングオフが適用になって、支払ったお金がすべて返金されるはずです。ただし、クーリングオフ制度がある場合でも「●日以内」というのは結婚相談所の規約によって違う場合があるので注意しましょう。
途中解約で返金請求は出来る?
相談所の利用期間は1年更新や2年契約など契約期間がある事が多いです。そのため、その期間の途中に辞めたいと思ったら、途中解約となります。
基本的に途中解約をすることは可能ですが、途中解約時に返金請求できるかどうかは、契約書に記載があるかどうかで違います。途中解約で返金請求できても、全額返金されるとは限りません。
返金してもらえないどころか、解約手数料や違約金を請求される可能性もあるので、入会前にしっかり確認しましょう。
クーリングオフは内容証明&配達証明で
クーリングオフを申し出るときは、内容証明と配達証明郵便で送りつけるのがおすすめです。大手でしっかりした結婚相談所でクーリングオフ制度を導入しているなら「聞いていない」なんて言い逃れすることはないといますが、質の悪い結婚相談所の場合、電話で言っただけでは「聞いてない。もう8日以上経ってるから無効」と言い逃れされてしまう可能性があります。
内容証明と配達証明郵便を利用すればそのような言い逃れを防ぐことが出来ます。配達証明だけでは、「郵便は届いたがクーリングオフの書面は受け取っていない」と言われて、証明することが出来ずに泣き寝入りする可能性もあります。
クーリングオフや途中解約についてトラブルになった場合は、国民生活センターに問い合わせしましょう。
途中解約や退会を申し出たら引き留められない?
入会するときにしつこい勧誘などにあった人は、退会したいと思ってもまた強引に引き留められるのではないかと不安になってしまう人もいるでしょう。
引き留めるかどうかは、退会理由によるものが大きいです。例えば、「成果を感じない」などの理由なら「まだまだ良い方がいますから」と言われて引き留められるでしょう。
あなたの希望する条件に合う人がまだいる場合や本当に親身になってくれている場合も引き留められることがあります。
しかし、退会するということは、お客を逃がして売り上げが減ることになるので、結婚相談所にまだいてもらえる可能性がありそうなら引き留めます。この場合は、あなたのためではなく、月会費目的です。
退会を引き留められたら、活動を続けるメリットがどのくらいあるのか聞いてみると良いでしょう。「まだまだ紹介出来る人が●人もいる!」など具体的に説明してくれれば、あなたのためだと思って引き留めているはずです。
しかし、具体的な説明が出来ない場合は月会費目的かもしれません。最悪「やめてどうするの?出会いはあるの?」などの追い込みをされる可能性もあるでしょう。
退会時に引き留められない退会理由とは?
どんな理由でも出来るだけトラブルなく退会したいですよね。退会の理由によっては引き留められる可能性が上がってしまいます。引き留められずに円満に退会できる可能性の高い退会理由をご紹介します。
結婚相談所以外で出会えた
結婚相談所内での出会いを装っても嘘はバレますし、成婚料を取られてしまいます。(本当に相談所内で出会ったなら嘘をつかずに成婚退会しましょう)ネガティブな理由なら引き留められやすいですが、他に出会いがあったという理由なら引き留めるのも難しいです。
「相談所以外で出会った人と結婚が決まった」「結婚相談所以外で出会った人と結婚前提のお付き合いが始まった」などの理由が良いでしょう。
病気のために続けるのが困難になった
病気の会員に無理に頑張って活動してくださいとは言えませんし、無理に引き留めた病気の会員を他の会員に紹介すると相談所の信用に関わるので、引き留められる可能性は少ないです。
ただし、病気の状態を聞かれたりして、休会制度がある結婚相談所では休会を進められる可能性があります。退会ではなく休会を進められて断れない場合は、休会後やっぱり無理というのも良いでしょう。なお、休会制度がある場合も、休会中の取り決めについてはちゃんと確認してください。
ちなみに、結婚相談所のサービスなどに不満があるという理由だと引き留められる可能性が高くなりますし、退会前にトラブルが発生してしまう可能性があります。
結婚相談所への不満で退会する場合は、言い方に気を付けるようにしましょう。例えば、担当スタッフが嫌などの理由だと、スタッフを交代させれば辞める理由ないよね?と言われてしまうかもしれません。